「SUNTORY
マーメイド号」の電力供給は、無限のクリーンエネルギー、「太陽電池」を使用しており、太陽があればどこでも発電することが出来ます。
海の汚染とも無縁のソーラーセル(太陽電池発電機)は地球の環境保全と資源の有効利用への関心の高まりからクリーンな21世紀のエネルギーシステムとして期待されています。
小規模住宅から産業、通信(宇宙衛星)などの大規模電源システム、さらに公共施設、交通手段の電力まで、さまざまな分野で実用化されています。
今回の太陽電池は特に対塩害、対温度に優れ、荒海の衝撃にも強く、太陽電池リーディングカンパニー、シャープ(株)の技術の粋を結晶したものです。
長期間の航海におけるトラブルのリスクを分散出来るよう「分散発電集中方式」を採用しており、ソーラーパネル毎に逆流防止回路を設置しているので、
1系統のパネルの故障で全てがシャットダウンする事がなく安心して航海が出来ます。
「SUNTORY マーメイド号」 に必要な電源は、185Wと想定しており、これらの電気は航行に不可欠な航海灯ランプ(マスト最上部に設置)、
アマチュア無線、パソコン、そして電灯などの生活電源として利用します。(パソコンによるメール通信やインターネットへのアクセスは衛星電話を使用します)
子供達との課外授業(音声を通してのコミュニケーション)は出来る限り多くの学校と行えればと思います。
地球の反対側の洋上からリアルタイムで会話ができ、満点の星空を眺めながら多くを語れることを堀江は楽しみにしています。
太陽のありがたさと人間の叡智にあらためて頭の下がる思いです。 |