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「太平洋ひとりぼっち」韓国語版出版
1962年（昭和37年）に小型ヨットで世界初の単独太平洋横断をした時の航海記「太平洋ひとりぼっち」は日本で出版された後、 アメリカ、イタリア、イギリスでも翻訳出版されましたが、この度、韓国のChongiu大学の名誉教授Oh Sun-Joo博士によって韓国語に翻訳され、 Hanulbook社から出版されました。
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翻訳者Oh Sun-Joo博士の言葉
「太平洋ひとりぼっち」を読んで、偉大なる自然、変化無双の海を乗り越えた堀江氏の知恵と勇気に感銘を受け、
世界が驚いたのは当然だと思いました。無謀とも思える冒険を成功に導いてゆく合理的、実利的思考方式、緻密な計画性、
思考転換の奇抜性、危機対処の瞬発力、最後まで慎重さを失わない忍耐心などを備えている。
それだけではなく彼の人間的な弱さ、自尊心、率直さなどが目に浮かぶように描かれています。
私は韓国の青年達のことを考えました。30年以上も大学で教えながら、本に埋もれ、
あるいはパソコンの前で若き日々を無気力に送っている弟子達を眺める時が多かった。
本書を出版したのは堀江氏の知恵と気迫を彼らに伝えてあげたい、との思いがあったからです。
携帯電話やインターネットの通信手段が無かったあの時代に、完全に孤立、無援の中で、海と孤独と戦った、
あの堀江氏の根気に最高の賛辞を送ります。