堀江謙一 世界最高齢での単独無寄港太平洋横断を達成!!
2022年6月4日午前2時39分
ゴールに定めた和歌山県・日ノ岬沖の紀伊水道に到達いたしました。
2022年6月5日13時から、新西宮ヨットハーバーのセンターハウス南側の桟橋で関係者を集めた帰港セレモニーが行われました。
帰港セレモニーの様子
世界最高齢での単独無寄港太平洋横断への挑戦
(サンフランシスコ~日本:西宮)
堀江謙一「サントリーマーメイドⅢ号の航海」
2022年3月26日(現地時間予定)~6月4日達成!
「山がそこにあるから…。」
登山家のチャレンジ心を駆り立てる世界の山々、そこには何の理屈もありません。
私の場合、60 年前(1962 年)ヨット「マーメイド号」で太平洋を渡って以来、今日にいたるまで海がチャレンジの場であり、常に海は私にチャレンジの場を与えてくれました。
堀江 謙一
古野電気株式会社サイト サントリーマーメイドⅢ号の航海中の位置情報はこちら(PC環境推奨)
サンフランシスコを出航
ヨットマン/海洋冒険家の堀江謙一(83歳)は、2022年3月26日(土)9時45分※サンフランシスコ現地時間にサンフランシスコ(ゴールデンゲートブリッジ)を通過し、約8,500キロ離れた日本に向けた航海をスタートしました。出航場所となったザ・サンフランシスコヨットクラブでは出航式が行われました。
出航式では、はじめにザ・サンフランシスコヨットクラブのチェアマン(ドン・ワイネキー)より、「堀江謙一氏の歴史的挑戦がこのヨットクラブから始まることをとても光栄に思います。快晴と穏やかな海に恵まれて安全な航海となることを願っています。」と堀江氏の航海の成功を祈願しました。
また、ザ・サンフランシスコヨットクラブのコモドア(ゲイリー・シェパード)より
「私は、20年前も堀江氏をこのヨットクラブでお迎えしました。そして、今回の大きな挑戦をまたこのヨットクラブから送り出すことができてとても光栄に思います。日の出と共に起きて、日の入りと共に就寝、健康的な海上での生活を送られることを願いつつ、このサンフランシスコヨットクラブを、幸運な航海の起点に選んでいただいたことに感謝し、ヒーローである堀江氏の挑戦を称えたいと思います。」との挨拶があり、堀江氏の挑戦に対して改めて敬意を示しました。
それを受けて、堀江氏は、「皆さん本日は私の出発の日にたくさんお集りいただきありがとうございました。私は、60年前にこの美しいサンフランシスコにやってきたわけですが、またこの地から日本に出発できるとは想像もしていませんでした。健康にも恵まれて、83歳になりましたが、このような機会を得ることができ、そして出発できることに、ワクワクが止まりません。皆様方にはたくさんの応援をいただき勇気づけられました。今回も全力で頑張りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。」とコメントし、これまで出発を支えていただいたサントリーホールディングス様、ヨット関係者、ファンの皆様に対して改めて感謝の言葉を送りました。
また、報道陣からの質疑応答では多くの質問がよせられる中、「今のお気持ちをお聞かせください」という質問に対して、「大変失礼ですが、(この質疑応答を)早く終わって出発したいです。」と、堀江氏らしいジョークで会場を沸かせました。
出航時の様子
2022年3月26 日(土)※サンフランシスコ現地時間
サンフランシスコでの堀江謙一氏
堀江氏は、出航に先立ち、3月18日(金)に在サンフランシスコ日本国総領事館公邸を訪問し、川村博司総領事と面会、同日にはジャパン・ソサエティの歓迎のレセプションが開催され、関係者から激励を受けました。
3月22日(火)には、「初代マーメイド号」が展示されているサンフランシスコ海事博物館を訪問。博物館のファンの皆様と交流し、記念として今回のサントリーマーメイドⅢ号の模型を博物館に寄贈しました。
3月23日(水)にはサンフランシスコ市庁舎を表敬訪問し、サンフランシスコ市から同日を「堀江謙一の日」として記念日に認定され、証書を受け取りました。
堀江謙一「サントリーマーメイドⅢ号の航海」
【協力】ザ・サンフランシスコヨットクラブ/サンフランシスコ海事国立史跡公園/
一般社団法人関西ヨットクラブ/新西宮ヨットハーバー株式会社/
西宮市/古野電気株式会社
【設計】横山 一郎
【建造】ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
【協賛】サントリーホールディングス株式会社